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(4月23日、東京)TICAD市民社会フォーラムでは、世界銀行情報センター(PIC東京)と共催で、アフリカで金融セクターが機能するためにはどのような取り組みや政策が必要なのかについてとりあげるコーヒーアワー「アフリカで金融セクターは機能するか?」を開催しました。

このコーヒーアワーは、世界銀行が2007 年2 月に発表した報告書「Making Finance Work for Africa (アフリカで金融セクターを機能させる)」の著者、トステン・ベック世界銀行シニア・ファイナンシャル・エコノミストの来日にあわせ企画されたものです。

当日は、約30名ほどの方に参加していただきました。

まず始めに、ベック氏から、アフリカで金融セクターが機能するために必要な政策について、証券市場、銀行規制、小規模融資(マイクロファイナンス)のための制度などをグラフやケースを使いながら、分かりやすく紹介してもらいました。

良い金融市場が整備される国は、成長が高く、貯蓄が動員されることでリスク回避にもつながります。また、貧困削減にも役立つと考えられます。その一方でベック氏は課題として、まだアフリカでは金融セクターの規模が小さく、未整備であること、組織化が行われていないこと、官民ともにガバナンスが欠如していること、天災や人災などのショック要因が多いこともあげていました。さらに、成長のための金融(finance for growth)および、万人のための金融(finance for all)の考えの紹介もありました。

コメンテーターであるTCSF会員の上江洲佐代子(うえす さよこ)A&M コンサルタント(有)コンサルティング部シニアコンサルタントは、アフリカ諸国の近年の経済成長の高さを上げつつ、零細企業が規模を拡大する際に直面する資金アクセスへの困難が指摘されました。この「missing-middle」層をいかに金融サービスにつなげるかについては、その後の質疑応答でも指摘され、活発な意見が交換されました。

次回はこれまでPIC東京/TICAD市民社会フォーラムで行ってきた、在京アフリカ大使を講師に招くコーヒーアワーになります。現在準備中ですので、詳細が決まり次第、ご案内します。


  Making Finance Work For Africa 全文(英語)は以下のURLからダウンロードできます。
http://siteresources.worldbank.org/DEC/Resources/Making_Finance_Work_for_Africa.pdf

世界銀行 http://www.worldbank.org/japan/jp
TICAD市民社会フォーラム http://www.ticad-csf.net

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