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(7月18日)第1回SADC大使リレー講義となった、神戸学院大学でのモザンビーク大使の講演の様子が神戸学院大学のホームページにアップされました。
ぜひご覧ください。

ホームページアドレス=>http://www.law.kobegakuin.ac.jp/~hogakubu/student/national/seminar.html
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名古屋大学大学院国際開発研究科では、学生グループTICAD・アフリカ勉強会(STAN)(アドバイザー:西川芳昭准教授)と、同研究科科研費プロジェクト「開発学の学際的構築-貧困問題への対応を事例に-」(研究代表:木村宏恒教授)との合同で、TCSF(アフリカ開発会議市民社会フォーラム)のSADC大使リレー講義シリーズの一企画として、マラウイ大使による講演会を以下のとおり開催いたします。

名古屋大学在京マラウイ大使講演会のご案内


  • 日程:7月10日(火)13時15分~
  • 場所:名古屋大学国際開発研究科8F
    地図:http://www.gsid.nagoya-u.ac.jp/global/general/map.html
  • 講演者 Roosevelt L. Gondwe (駐日マラウイ特命全権大使)
  • 講演内容(予定)
    1.      マラウイの魅力
    2.      マラウイ大使から見た日本の開発援助状況
    3.      マラウイのPRSP
    4.      マラウイの一村一品運動の展望
    5.      マラウイのミレニアムビレッジについて
    6.      質疑応答
  • 使用言語:英語
  • 参加費、事前申し込み:不要
    (申し込みは不要ですが、会場設営の都合上、7月9日までにご連絡いただければ幸いです)

 マラウイ大使と議論をかわす貴重な機会ですので、皆様どうぞ名古屋大学へ足をお運びください!

SADC(南部アフリカ開発共同体)大使リレー講義第2回目が、6月26日、東京外国語大学(東京・府中)で、レソト王国大使を招いて開催されました。

以下、報告です。

日時:2007年6月26日
場所:東京外国語大学マルチメディアホール
講師:モケレ・リカテ大使Mokhele Rantsie Likate (モケレ・ランティエ・リカテ)
略歴:米国南カリフォルニア大学公共管理学修士取得後(1980年)、長年にわたりレソト王国で政府の要職を務めてきた。前任職は、選挙独立委員会。 2006年10月31日に来日し、設置されたばかりの駐日レソト王国大使館の特命全権大使としてレソト=日本関係の構築に取り組む。

1.紹介
国のシンボルの紹介(Khotso Pula Nala:繁栄は平和に宿る)
Letsie IIIの紹介(伝統のバソト毛布を身にまとって)

2.政治体制
議会君主制(君主はLetsieIII)
国連総会などは首相(Pakalitha Mosisili氏)が行く
アパルトヘイトの時代に国連総会で演説するために王様が行ったこともあるが、例外的。
三権分離がある。

3.地理
首都はMaseru(マセル)
広さは30,550キロ平方メートル(九州のサイズの70%)
人口は約200万人
経済成長はマイナス0.5%
公用語はソト語と英語
* レソトは、ソト語を話す人々の国の意味。
レソトは、南アフリカの中に位置している内陸の国
南部アフリカで一番高い山=タバナンテレンヤナ山(標高3482メートル)
南部アフリカで一番長い滝(マレツニャネ)がある
レソトは山間王国、アフリカのスイスと呼ばれる
レソトはすべての国土が1000メートル以上にある唯一の国
レソトは半乾燥しており、300日以上(年間)晴れている
レソトは四季がある

4.歴史
レソトはモショエショエ(Moshoeshoe)によって1700年~1800年の間に創られた。
ソト人は「Peace is my sister(平和は私の姉)」というほど、平和に価値を置いている
国のシンボルは、「平和」「雨」「繁栄」を意味する
「レソトに入る=平和が始まる(Kena Ka khotso)」という意味

5.経済
レソトは水が豊富な国で、水資源が少ない南部アフリカにおいて珍しく、また貴重である
ダムを使って南アに水と電気を供給
一人当たりGDPは3000ドル
インフレ率は4.7%で、失業率は45%
工業の振興が重要
86%のレソト人は生存ぎりぎりの農業を営んでおり、主要作物はメイズ、ソルガムなどである
レソト男性の大半は南ア鉱山で働いている
レソト産業で重要なのは繊維産業(GAPやLevisの商品をつくっている)
Red(ボノのはじめたプロジェクト)も開始

6.文化
タペストリー、ハンディクラフト、伝統的衣装
バソト小屋(とんがった屋根)は国のシンボル
とんがった帽子と毛布を巻くこと(未婚女性はひざ上に、既婚女性はひざ下まで巻く)
儀礼

7.レソトのユニークネス
壁画がある
恐竜の足跡などがある
アフリカの屋根
標高が高いためにマラリアがない
天然資源がある(ダイヤモンドなど)

8.日本との関係
これは援助だけに留まらない
貿易関係(Win-win関係。より健全な関係)

<観光ビデオ紹介>

9.投資と貿易
繊維産業にポテンシャルあり
2005年にマルチ繊維アレンジメントが終了し繊維産業がダメージに直面
GAPのRED商品に活路
一村・一品にも関心あり

10.教育
識字率は85%
無償教育

11.HIV/エイズ
子供の10%はHIV/AIDSで親を失っている
人口の31%がHIV/AIDS感染している
HIV/AIDSによって平均寿命は男性には48歳、女性には56歳となっている
国家機関がこれに取り組んでいる
ビル・クリントンやボノなどもこの問題に取り組んでいる

12.SADC
地域開発共同体
地域統合によって社会的に不利になる国や人々を支援しようという枠組み

質疑応答
① レソトの人々と日本の人々の人格に何か共通点があるか?
去年日本に来たとき、日本人の落ち着きや自尊心、平和を愛する心に、私の国と似たところがあるなと感じた。レソトの人々は平和を愛し、日常的に「平和」を使う。「こんにちは」という意味と「平和」という意味が一緒であったりする。
その意味で、両国の人々には似通ったところがある。レソトに来る機会があれば、気づくであろう。暴力が非常に少ない。アフリカは暴力に満ちていると一般化されるが、レソトはまったく違う。平和を愛するということは、美徳である。

② 若者はどのような文化?
若者は世界中どこでも似通ったところがある。楽しみたいし、音楽や踊りが好き。レソトの若者も勿論こういう遊びをする。親は皆頭が痛いが、世界中と一緒。レソトは完璧な社会ではない。勿論、犯罪もある。しかし、比較すれば平和である。

③ TICAD IVに何をしようとしているか?
TICADとは、Tokyo International Conference on African Development(東京アフリカ開発国際会議)のこと。アフリカが世界に向けて語りかける良い機会。日本を通じて。アフリカが発展することは、日本の利益にもなる。TICADについては、我々は真剣に取り組みたいと思っている。友人のサポートを得て、自分自身の足で歩いていこうと思っている。我々(アフリカ外交団)から見たら、もっと投資や貿易があるべきと考えている。

なぜなら、援助のような一方的な関係ではなく、対等の関係を築きたいから。アフリカは豊かである。資源もたくさんある。我々が前に進むために支援をしてくれ、といっている。そうすれば、ただあげっぱなしではなく、皆さんもメリットがあるはず。したがって、TICAD IVに向けて活発に動いている。最近、外務省と対話し、TICADに向けた戦略を話した。母国に常に情報を流し、彼らも準備できるようにしている。

④ 女性・ジェンダーのこと
レソトには、若者・ジェンダー省がある。ジェンダー課題は、性差による不平等の話だけではない。レソトは議会で平等だということを示すための法を制定した。既婚の女性が銀行でお金を借りようとしたら夫の許可が必要であった。これは廃止された。

⑤SADCとの関係・南アの影響
南アフリカの興味深い点は、同じ民族に属しながら別々の国籍に属しているという点。バソトについていえば、レソト王国に住んでいる以上に南アフリカに住んでいる。ツワナも同様。

南アフリカの優位というのは事実である。アパルトヘイト時代は南アが非常に悪い影響を与えたが、今は仲間としてどうやって一緒にやっていくか、という流れになっている。その意味で、SADCは重要な枠組みである。

 

c53.gif第二回SADC(南部アフリカ開発共同体)大使リレー講義
~レソト王国編~







日時:2007年6月28日(木)13時10分~14時50分
場所:東京外国語大学(府中キャンパス)研究講義棟101号室
http://www.tufs.ac.jp

講師:駐日レソト王国大使館特命全権大使
Mokhele Rantsie Likate (モケレ・ランティエ・リカテ)大使

*レソト王国は、本年8月よりSADCの議長国を務めています。
ショートノーティスですが、明日の講義になります。
お時間に都合がつく方、ぜひご参加ください!

 

flag.gif6月19日に、第1回SADC大使リレー講義が神戸学院大学で行われました。
以下受け入れを担当された神戸学院大学の簡単な報告です。




講演会には本学学生、教職員、および一般のかたが約100名参加し、学部長挨拶の後に、ダニエル・アントニオ特命全権大使による講演が行われ、質疑応答となりました。

大使はモザンビークの内戦の歴史、平和構築のプロセス、そしてそこから得られた教訓を短いながらもコンパクトにまとめられた内容の講演を行いました。

mapamz.jpg質問もモザンビークでの治水や防災に対して日本ができること、アフリカがいい方向に向かっているのはどういうことか、えびと日本のかかわり、モザンビークの教育支援の重要な点は何かといった多岐におよぶ質問がだされました。

懇親会の方は、非公開で本学学生&教員の計25名が参加し、大使や奥様に国旗の由来、小火器の規制、モザンビークの子どもたち、教育支援の問題、ジェンダーとDDRなど非常に幅広い質問が出され、時間が足りなくなってしまいました。

多くの学生にとってモザンビークは聞いたこともない国で、ほとんど知識もなければ、関心もないという状態であったのですが、今回の講演で関心をもってもらったようです。これには大使ご夫妻の謙虚でフレンドリーで、実直なお人柄によるところも多いにあるとかとおもいます。

講演会開始前にはビデオを流したり、モザンビーク大使館からお借りしたポスターや木彫りの民芸品などを展示して好評でした。

モザンビーク大使館HP



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stecker2008年に第4回アフリカ開発会議(TICAD IV) とG8サミットが日本で開催されます。 その「2008年」まであと1年。 (特活)TICAD市民社会フォーラム(TCSF) は、「がんばるアフリカの人々」を応援する 国民的機運を作り出すため、アフリカにかか わる多様な方々と協力しながら、「アフリカ 2008キャンペーン (Africa 2008 Campaign)」 を立ち上げました! アフリカ2008キャンペーンは、みなさんからの 公募で決まったキャッチコピー、「アフリカ人の 声を聞け」を使って、さまざまなイベントを 企画しています。
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